magento(Adobe Commerce)からShopifyへ移行するには、アプリによる移行とCSVによる手動での移行方法があります。magentoもShopifyもメリットデメリットがあるので、移行の際は慎重に検討することが大切です。ここでは、magentoからShopifyへ移行する手順とmagentoとShopifyの違いについて紹介します。
magento(Adobe Commerce)からShopifyへ移行する場合は、アプリによる移動とCSVによる手動の方法があります。それぞれ解説します。
Shopifyの公式APPストアで、「Magento Migration App」があります。このアプリを使用して、商品、顧客、注文データを簡単に転送できます。アプリをインストールしたら、アプリを開き、MagentoのソースストアとShopifyのターゲットストアの詳細を入力します。次に移行したいデータの種類(商品、顧客、注文など)を選択。必要に応じて追加の移行オプションを設定し、移行プロセスを開始します。移行後のデータがどのように表示されるかを確認し、問題がなければ本移行を実行します。
まずは、必要な情報を入手します。Magentoの管理画面にアクセスし、ログイン。システムを選択した上で、「データ転送」セクション内の「エクスポート」をクリックします。エンティティタイプで「商品」を選択。必要なフィールドを選択して、出力形式をCSVに設定。「続行」をクリックすると、商品データがCSVファイルとして生成され、ダウンロードリンクが表示されます。このリンクをクリックしてCSVファイルを保存します。
アカウント作成や必要のある項目に対応する項目を設定するステップです。取り込み用のCSVファイルを入手します。Shopifyの管理画面にアクセスし、ログインします。左側のメニューから「商品」を選択し、「インポート」をクリック。先にMagentoから出力したCSVファイルを選択します。インポートするデータの内容を確認し、必要に応じて調整してください。「インポート」をクリックして、データをShopifyに取り込みます。
Shopifyのシートにmagentoのデータを整理して移していくステップです。Magentoから出力したCSVファイルを開き、必要なデータが正しくエクスポートされているか確認します。次に、Shopifyに適した形式にするため、カラムの順序や名称を変更します。特に、商品名、価格、在庫、説明文などの重要なフィールドを整えます。移行に不要な情報や重複するデータは削除。クリーンなデータセットを作成します。品画像のURLを確認し、正しいリンクが設定されているか確認してください。必要に応じて、画像を再アップロードする準備をします。最後に、全体のデータを見直し、整合性が保たれていることを確認します。
3ステップ目で作成したデータを実際に取り込みます。Shopifyの管理画面にアクセスし、ログインしてください。メニューから「商品」を選択し、「商品を追加」をクリック。商品名、説明、価格、在庫数などの基本情報を入力します。また、必要に応じてSKUやバリエーションを設定しましょう。商品に関連する画像をアップロードし、視覚的な魅力を高めます。商品ページのSEO設定を行い、メタタイトルやメタディスクリプションを入力。最後に、すべての情報を確認し、「保存」をクリックして商品情報を登録します。
magentoもShopifyもいいところがあるため、移行する際は慎重に比較検討しましょう。違いを理解した上で選択することが大切です。
Shopifyに移行するメリットは、次のページを参照してください。
magentoは1,988ドルから、Shopifyは33ドルからです。Magentoは初期費用やライセンス費用は高額ですが、拡張機能や柔軟性に優れています。料金が明確で安いのはShopifyです。
magentoは、オープンソースのPHP言語が使用されています。専門的な知識があれば、自由にカスタマイズ可能です。
ShopifyはLiquidと呼ばれる独自コードを使用しています。Magentoほど自由な変更はできませんが、無料テンプレートが12種類、有料テンプレートが130種類以上あるので、初心者でも簡単に立ち上げることが可能です。
magentoは、オフライン店舗、オンラインショップ、モバイルアプリと多くの販売チャネルを一元的に対応できます。
Shopifyは、Amazonや楽天などの大手マーケットプレイスや各種SNSやGoogleとの連携が可能です。さらにShopify POSを通じて実店舗とも連携できます。
magentoからShopifyへ移行する手順を紹介してきました。移行自体は4ステップでできますが、スムーズな移行ができないと大きな機会損失が発生する可能性があります。特に新規事業の場合、失敗しないためにもパートナー選びからが重要です。
■フルバランス参照元
※1 株式会社フルバランス公式サイト(https://fbl.jp/)より、2017年以降構築の全クライアントを対象に2021年5月〜2022年4月の売上成長率から平均値を算出。
※2 参照元:株式会社フルバランス公式サイト(https://fbl.jp/)より、2022年6月時点でのShopify公式コミュニティのランキング
(Shopify 技術的なQ&A https://community.shopify.com/c/技術的なq-a/bd-p/tqa-jp )
■選定基準
Shopifyの公認パートナー「ShopifyExperts」「ShopifyPlusPartners」(2022年6月時点)である105社※1のうち、
①公式サイトに構築事例の記載があること(2022年6月時点)
②Shopifyに関する専門書籍を発行している※2こと
を満たし、かつ、ECサイト構築の専門家としてユーザーの課題解決に必要な3つの軸を下記に定義し、それぞれに強みのある会社として3社を選定。
※1 参照元:Shopify公式サイト(2022年6月時点) https://community.shopify.com/c/総合的なディスカッション/日本のshopify-expertsとshopify-plus-partnersの一覧/td-p/722989
※2 Amazonで「Shopify」と検索してヒットする有料の書籍のうち、著者がShopifyの構築支援を行っている企業・団体に所属していることが明示されており、判断できるもの。(2022年6月時点)
※3 参照元:Shopify公式フォーラム(2022年6月時点) https://community.shopify.com/c/kudos/leaderboardpage/category-id/jp/timerange/all/tab/authors