越境ECでジュエリーを販売することは可能です。そこでこちらの記事では、Shopifyでジュエリーを販売するためのポイントや事例についてまとめていますので、参考にしてください。
ジュエリーを販売するにあたっては、トレンドの調査を行い売れ筋の商品や流行に関する情報をしっかりとキャッチしておくことが重要になってきます。たとえば、ファッションやジュエリー関係のニュースやブログを読んだり、SNSでインフルエンサーをフォローしてトレンドを把握するといった方法があります。
また、「Googleトレンド」の利用によって、あるアイテムについて世界的な規模での検索量を確認することができます。
越境ECでジュエリーを販売する際には、Instagramのアカウントをうまく連携させる方法も有効です。インフルエンサーマーケティングなどを活用し、世界中に新しいブランドをアピールすることもできます。
ジュエリーを販売するためには、商品の写真が重要になってきます。たとえば、シンプルな背景で商品を撮影すればジュエリーの細かいディテールなどを伝えられますし、さまざまなアングルからの写真を掲載することもできます。また、モデルが着用した写真を掲載すると、顧客が自分で着用した場合のイメージを思い浮かべやすくなるでしょう。いずれにしても、商品の魅力がひと目で伝わるような写真を掲載することが大切です。
Shopifyを始める場合には、まずジュエリー販売に適したテーマ(テンプレート)の選択を行うことが大切です。たとえば「Handy」「Editions」「Showcase」「Debut」などがあります。中には無料で提供されているものもあります。
テーマを選んだら、ジュエリーを販売するにあたってブランドストーリーや制作工程などの情報を掲載しましょう。ブランドの個性や特徴が伝わる内容にすることが重要です。
Shopifyには、「アプリ」と呼ばれる拡張機能が多数用意されています。標準的な機能を用いることで基本的には事足りることが多いと考えられますが、よりお店をカスタマイズしたい場合にはアプリの導入がおすすめです。
たとえば、顧客が自分の写真をアップロードするとジュエリーを「試着」できるアプリや、顧客が納得した上で購入ができるようにカスタムサイズチャートの作成ができるアプリなどがあります。
ShopifyとSNSを連携させるのもひとつの方法です。X(旧Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNSを使用することによって、多くの人に商品の宣伝を行えますし、顧客とのコミュニケーションを促進させられます。このように、SNSとShopifyの連携によって集客力をアップさせることができます。
1937年に創業し、その歴史と業績で知られるラッキー商会は、日本の武将をモチーフにした「SAMURAI RING」の制作を行っています。このジュエリーを全世界に向けて販売する上で、同社ではShopifyを利用。現在はブラジルやイタリア、フランス、イギリスなど各国での受注に成功しています。
同社はジュエリーの販売においてFacebookやInstagram広告などのSNSを活用。SNSに特化した代理店と連携し、世界に向けて広告配信を実施。このようにして世界各国で認知度を高めると主に、Messengerを通じてユーザーの質問に細かく答えていくなどをしながら、リングの販売成功につなげています。
FedomaJewelleryは、ビサンチン帝国に着想を得た職人技が人気のジュエリーブランドです。こちらのブランドでは、中国に大きな可能性を見出していたことから、ブランドの存在感を拡大するためにXiaohongshu(中国のInstagram)とWeChatにてブランドの成長を目指しました。その結果、中国におけるソーシャルメディアでの存在感を示すことには成功したものの、Shopifyを使用して構築したFedomaの公式サイトが中国において表示が遅いという問題がありました。
そこで中国向け配信最適化サービスを利用。このことで公式サイトが表示されるスピードは格段に向上し、直帰率とトランザクションも改善されています。
こちらの記事では、Shopifyの越境ECにおいてジュエリーを販売する場合のポイントなどについてご紹介してきました。特に新規事業の場合には、失敗を避けるためにもまずはパートナー選びが重要であるといえます。ぜひ自社に合ったパートナーを選び、越境ECでの成功を目指していきましょう。
■フルバランス参照元
※1 株式会社フルバランス公式サイト(https://fbl.jp/)より、2017年以降構築の全クライアントを対象に2021年5月〜2022年4月の売上成長率から平均値を算出。
※2 参照元:株式会社フルバランス公式サイト(https://fbl.jp/)より、2022年6月時点でのShopify公式コミュニティのランキング
(Shopify 技術的なQ&A https://community.shopify.com/c/技術的なq-a/bd-p/tqa-jp )
■選定基準
Shopifyの公認パートナー「ShopifyExperts」「ShopifyPlusPartners」(2022年6月時点)である105社※1のうち、
①公式サイトに構築事例の記載があること(2022年6月時点)
②Shopifyに関する専門書籍を発行している※2こと
を満たし、かつ、ECサイト構築の専門家としてユーザーの課題解決に必要な3つの軸を下記に定義し、それぞれに強みのある会社として3社を選定。
※1 参照元:Shopify公式サイト(2022年6月時点) https://community.shopify.com/c/総合的なディスカッション/日本のshopify-expertsとshopify-plus-partnersの一覧/td-p/722989
※2 Amazonで「Shopify」と検索してヒットする有料の書籍のうち、著者がShopifyの構築支援を行っている企業・団体に所属していることが明示されており、判断できるもの。(2022年6月時点)
※3 参照元:Shopify公式フォーラム(2022年6月時点) https://community.shopify.com/c/kudos/leaderboardpage/category-id/jp/timerange/all/tab/authors