掛け払い・後払いの効率化

法人同士で行ういわゆる「BtoB」取引においては、納品の都度代金を徴収するのではなく一定期間における取引をまとめて支払う「掛け払い・後払い」が普通に行われています。そのためこういった請求や支払の管理はBtoB ECにおいても必須機能となっています。

BtoB取引における掛け払いの課題とは？

多くの企業では日々積み重なる伝票をマンパワーで集計し、間違いがないかを確認して請求書を発行、支払日にきちんと入金があったかの確認･･･というような流れで請求管理を行いますが、これが大きな事務負担となります。

掛け払いを行う際に問題として未払や支払遅延があります。顧客が得た売上を支払まできちんと手元に残しておけば問題ありませんが、売上金が経費や人件費の支払にあたって決済日を迎えてしまった場合、回収ができないリスクがあります。

与信管理を行う事できちんと売上金が回収できるかどうかを判断する必要がありますが、この判断は顧客に接する担当者に依存してしまうリスクがあります。明確な基準で機械的に判断することが望ましいですが、なかなか難しいのが現実です。

請求期間をいつからいつまでにするのか、締め日で確定した売上をいつ回収するのかなどの取引条件は取引先ごとに異なる場合があります。BtoB ECであればこれらの条件を設定することで容易に管理が可能です。

属人的になってしまうと紹介した与信管理業務を機械的・機能的に行うことができれば、回収リスクを最小限に抑えることが可能です。支払が滞った瞬間に納品を止めるなどといった対応を自動的に行うなどすると、貸倒先に更なる納品を行い被害を広げてしまうなどといったことも起こらなくなります。

多くの企業ではWordやExcel、場合によっては紙帳簿などを用いて請求管理を行っています。BtoB ECを活用することができれば、請求書発行や入金確認などといった一連の業務をすべてシステムで管理できるため、確認のプロセスや手間を大きく削減できます。

近年では多くの決済方法が登場しており、BtoBビジネスにおいても適用する企業が増えています。ShopifyであればPaid・GMO掛け払い・NP掛け払いなどといった決済方法に対応することができるため、顧客企業にとっても利便性を高められます。

Shopifyはカスタムアプリを使用することによって業務効率化を推し進められます。具体的には注文管理や在庫連携、顧客管理などといった業務もカスタムアプリで対応することが可能ですので、これまで管理にかけていた時間を他の業務に回せるようになります。

既に基幹システムを導入している場合、新規システムが導入しづらく見送らざるを得ない、というようなことも少なくありません。ShopifyであればAPI連携を使うことによりERPパッケージや会計システムとの連携ができるため、さらに利便性を高められます。

既に導入している基幹システムや社内での業務フローは会社によって異なるため、自社のスタイルにあったツール導入で業務効率化を目指しましょう。柔軟に使えてアプリも豊富なShopifyは特に使いやすいですが、失敗しないためにはパートナー選びが重要です。